色々な執事が
いたのだ。
20代の人や、40代。
おじさんやおばさんが
ぞろぞろいた。
ざっと十名。
「理沙様。髪、セットしますね」
「あ、はい」
反射的に返事をしてしまった。
学校か・・・。イヤだなぁ・・・。
「はい。出来ました」
そう思っている間に、
髪がセットされていた。
「どうぞ、鏡です」
私は、鏡を受け取ると、
すぐさま髪を見た。
「これ・・・
  私??」