で、でたーっっ!!?? 「…い、いきなり現れないでよっ」 『は?何分鏡見てるわけ?ボッサボサのまま』 「…なっ」 そう言われて、ハッと鏡をみると。 ボサボサのままの頭。 『早くのいてくんね?』 「きゃゃゃあああっっ!!?」 『うるさ…』 や、やばいよ…っ! 時間ないっ 槻片くんの声なんて、聞こえてなくて。 あたしは鏡ごしに映った時計を見て慌てて準備をした。