『恋亜ちゃん、どの辺にお住まいですの?』 時間は過ぎて放課後。 沙友があたしの席までやって聞いてきた。 「えと…駅の方だよ?」 『そうですの?私と逆だわ…』 なんとも悲しそうな顔をしていう沙友。 しゅんっとした顔が…可愛い。 …胸がキュンとなる。 あ、そだ…! 「あ、あたし1人暮らしだからさ、今度遊びにきてよ」 『はいっ、ぜひ行かせてくださいねっ』 「うん、部屋きれいにしとくよ」 はは…と笑ったあと、学校の前まで一緒に行きそこで別れた。