SS♡ 輝く瞳の中

『ほっぺた赤いけど大丈夫?早く着替えた方がいーよ?』


そう言って、顔に垂れてきた水滴を体操服の端を持ち上げて拭いていた。


私は頷き、教室へ歩き出した。


そして彼が私をすぐに追い越した。


でも、彼が私を追い越す時に、


『…まだ使ってないからどーぞっ』


手に持っていたタオルを私の頭にそっと乗せて、そう呟いた。


彼の髪を垂れる水滴と笑った顔が脳裏に焼き付いて離れなかった。