あれも、暑苦しくなった頃だった。
夏が始まって日が高くなってきた時期。
ジワリと汗が滲む。
小桐間先生のミーティングを受けていた。
明日は県央。
大好きだった先輩の最後の夏。
先生は話した。
『俺がソフトボールを見るのは、お前等がプレーをしている姿が美しいからだ。』
これは今もしっかりと心に焼き付いていて、あの日の言葉は忘れない。
美しいプレー。
自分等もそれが出来るだろうか。