それから何回か軽くその場でジャンプして垢音は



「んぢゃ行くよ!!!!」



そう言ってあたしの腕を引っ張り、走り出した。



あ、あいかわらず垢音は足早いね…



あたしいつか転びそうだよ…



中学のときなんて着いた!!って思った瞬間転んじゃって大恥じかいたんだから///



思い出すだけで顔赤くなりそう…



今回はそんなことなりませんように。



あたしは垢音に腕を引っ張られながら走ってる途中、そう願った。



高校入って早々みんなに笑われるのはやだよ…



みんなの笑われものになっている自分を想像した。



そのとき…



……ドンッ!!



「ん~……」



頭に鈍い痛みが走った。



「いったぁい…」