誘惑カレシにご注意を。


ニヤニヤしながら…



あたしこのままこの男の人たちに…



あたしは抵抗することをやめた。



「お??素直じゃん♪そのままそのまま」



そう言って男はあたしの顎を持ち、顔をあげる。



そして男の顔がゆっくりと近づいてくる。



キスされるんだ…



ファーストキスだったのになぁ――…



ゆっくりと目を閉じた。



その瞬間――…



「てめぇら何してんだよ」



そんな低めの声があたしの耳に飛び込んできた。



ちょっと怒ったような声。



この声…



声がしたほうを向く。