誘惑カレシにご注意を。


「嫌がってるじゃないですか!!」



勇気を振り絞って声を出す。



「おまえにそんなこと言われる筋合いないんだけど」



そんなのわかってるよ…



だけど…だけど……



「でもダメなものはダ「てかアンタ可愛いね??」」



え…



あたしの声がさえぎられたと思った。



その瞬間男の人たち3人全員あたしの前に立ちふさがっていた。



ニヤリと笑う男の人たちはとても気持ち悪い。



その中のひとりがあたしの腕を掴んだ。



「やっ……何するんですか?!」



恐怖感が一気に押し寄せてきた。



力強いゴツゴツした手。



そんな手があたしの手を思いっきり掴んでいる。