住宅街。



小さな公園。



どれも初めてじっくり見るものだった。



そのどれもが朝は気づかなかったもの。



垢音とのおしゃべりで気づかなかったんだ。



あたしはあたりを見回しながら歩く。



そこにはいろんな発見があった。



そのたびにちょっと嬉しくなっちゃう♪



そんな単純なあたし。



すいません☆



「あっ…」



あたしが歩いている途中……



「やっ…やめてくださいっ……」



ちょっと薄暗く、人通りの少ないところで女の子が男の人たちに腕を捕まれていた。



でもその女の子はあきらかに嫌がっていた。