「あたしは大丈夫だから、垢音行ってきなよ♪」



垢音に向かって微笑む。



すると垢音の目はキラキラと輝いていて。



よっぽどバスケ好きなんだね♪



「ありがと!!こんどなんかおごるね♪」



「ふふっ…んぢゃよろしくね」



あたしは垢音にばいばいと手を振った。



垢音はニカッと笑うとあたしに手を振った。



そしてそのまま教室を出ていった。



あー。行っちゃった…



いまからどうしよ…



なんて考えるけど…



「帰るしかないよね」



教室にはすでに人は少なく、ほとんどの人が帰っていた。



「はぁー…」



あたしは軽く溜め息をつき、帰るため教室をでた。