「はぁい」
あたしたちは教室中の注目を浴びながら席についた。
恥ずかしい…///
垢音の席は1番廊下側の席。
あたしは逆に窓側から2列目の席。
ちょっとした距離のちがいもすごく長く感じる。
まだ1番うしろの席だからよかったけど…
あたしは席につくとただただ俯いていた。
恥ずかしすぎるよ///
「じゃあみんな揃ったし俺の自己紹介からするぞ」
そう言う担任の声でホームルームは始まった。
担任の先生は川島と言うらしい。
年齢は予想ぴったりの41歳。
元気いっぱいで一見体育教師に見えるけど意外と美術の先生だった。
まぁ、そんな川島先生の自己紹介も恥ずかしくて赤く染まった顔のせいで俯いたままだった。
「……ぃ…おい」
