「おまえ…誘ってんの??///」



ん??



誘う??



てか耳…赤いよ??



そう言った彼はほんのり耳が赤かった。



わけもわからずボケーッとしていると…



「……美桜?!」



垢音が我に返ったのか急にあたしの名前を呼んだ。



やっと現実世界に戻ってきたか…



「美桜?!大丈夫??ごめんねぇ…なんかぶつけちゃって……」



「あはは…大丈夫大丈夫」



あたしはなぜか泣きそうな垢音をなだめた。



垢音は過保護なんだから。



苦笑いを浮かべていると…



「ひーろーとー!!」



女子の大群の中から中川くんをよぶ声が聞こえた。