夢の中で見た君。

「・・・わかった。」

あたしは眠ってる劉の唇に

唇を寄せた。

びっくりするくらい、冷たい唇で

劉がどこかえ行ってしまいそうで。

あたしはしばらく

劉から離れられなかった。



「・・優奈?」

「な、何・・・?」

「・・なんでお前が泣いてんの?」

「だってっ。劉がどっかいっちゃいそうで怖かったからっ・・。」

そう思ったら

いきなり怖くなった。

もう、離れるなんて嫌だよ。

「俺はいなくなったりしねーよ。」

「ホント・・?」

「ホント。へーきだから、落ち着け。」

ポンポン、とあたしの頭を撫でる手は

やっぱりいつもよりちょっと冷たかったけど

それでも、

安心した。