夢の中で見た君。

「劉っ!」

あたしは、がらっと保健室の扉を開けた。

「あれ・・・?誰もいない・・?」

そーっとそーっとベッドに近づくと

劉はいた。

静かに目を閉じて、眠っていた。

「りゅ・・う・・?」

「んあ・・・?」

「あたしだよ、わかる?」

「ゆ・・な?」

「そーだよ。」

よかったぁ・・・

意識はちゃんとあるみたい。

「大丈夫・・・?」

「・・・おう。」

全然大丈夫そうじゃないし。

肌も白く透けてるみたいだし

いつもよりもずっと手が冷たい。

「なんか・・して欲しいことない?」

あたしが問うと

「・・・キス。」

と、劉は小さく答えた。