「おーい、優奈ー。」

「んう・・?」

「起きろー。体育祭遅れっぞー。」

ぷにぷに、と

頬を突かれて、むぅ・・・と

顔をしかめた。

「・・・おはよ。」

「はよー。ほら、後ろ向いてっから。早く着替えろ。」

「うん。」

ふつーなら、えっ!?って

思うよね。

でも、もう慣れちゃったから

これが普通。



「終わったっ。」

「んじゃ、行くか。」

「はぁい。」

あたし達は、朝なのにもかかわらず

少しだけテンション高めに

登校した。