そんなことを思っていると。

pipipipi...

ケータイが突然鳴り出した。

ん・・・?

誰からだろう・・・?

表示を見てみると、

『劉』

の文字。

あれっ!?

あたし、コイツとメアド交換したっけ!?

「どうしたんですか?遅れますよ?」

「ゴメンっ。劉からメール。」

内容は・・・?

『今から、屋上これる?

一緒にさぼらね?』

・・・。

サボりなんて嫌だしっ!!

『あたし、サボりじゃないし。』

時間ないけど、メール返さないのも悪いしね。

一応、お返事。

2分くらいして

pipipipi...

とケータイが鳴った。

『本音言うと

お前と会いたいだけ。

だから・・・

屋上で待ってる。』

・・なんじゃそりゃ。

意味わかんない。

「ふふ、何嬉しそうな顔してるんですか?」

「ちょっ、何メール読んでんの!」

鏡ちゃんは、劉のメールの返事を読んで

面白そうに笑っていた。

「愛されてますねぇ。先生には言っときますから、屋上行ったらどうです?」

「・・・うん。ありがと。」

あたしは、荷物も持ったままで

屋上へと向かった。

ヤバイ、認めたくないけど

なんかすっごく・・・

ドキドキしてる。