「・・・もうすぐ、冬がくるね。」

「そーだな。」

「・・・ありがとねー、劉。」

「お前、それ去年も言ったろ(笑)」

「あれ?そーだっけ?」


確かに

あたしの生活は、今までのことが嘘だったみたいに

ふつーに戻っていた。


相変わらず、人には見えないものが見えるのは変わらないけど

それでも、ふつーだった。