『優奈・・、優奈・・・。』

誰かが呼んでる。

あたしの名前を呼んでる。

真っ黒な髪

赤い目

これは・・・

劉・・・?

『劉・・・?』

『おう。優奈大人しく聞けよ?』

あたしの耳元に

口を寄せた劉はそっと1言囁いた。




“俺に出会ってくれて、ありがとう”