それから、ハルちゃんもきて

4人であたしのことについて話した。

ハルちゃんも

「なんでも言って?優奈の助けになりたいから。」

って言ってくれたし・・・

少し安心。

・・・したと思ったんだけどなぁ・・。

事件はこの後すぐに起きた。




「劉、遅いなぁ・・・。」

6時頃には帰る予定って言ったら

「絶対迎えに行くから、待ってろ。」

って言われちゃって・・・

待ってるのはいいんだけど。

・・・現在の時刻、7時ぴったり。

心配になって、母さんに電話をかけても

さっき家から出て行った。

ということしか、知らないみたい。

・・・劉、どうしたのかなぁ。

「優奈ちゃん?どうかしました?」

「んーん。へーき。ちょっと心配になっちゃって。」

「劉君のこと、よほど好きなんですね。大丈夫ですよ、きっと。」

鏡ちゃんが、笑ってくれたから

少しだけ心が和らいだ。


でも、なんだろう

この胸のざわつきは。

安心してるのに

しきれてない自分がいて。

嫌な予感が当たってしまいそうで

・・・怖いんだ。