それからというもの、今までの日常が嘘だと思うかのようだった。

そう・・・

この日からは・・・。


【1日目】

「劉、おはよ。」

「はよ。身体、どうもないか?」

「うん、部屋にいただけだもん。大丈夫。」

あたしは、泣きはらした目を気にしながらも

ニコっと劉に笑いかけた。

「目ぇ腫れてんじゃねーか。・・ったく。部屋で待ってろ。」

「ほぇ?」

「いーから。待ってろよ?」

「・・・うん。」

劉が、あまりにも心配そうな目で

あたしのこと見てたから・・・

ついつい、頷いちゃった。

・・・どうしたんだろう?

あたしは、少しだけ疑問に思いながらも

部屋に戻った。