「な、んでっ・・なんでっ・・・。」

せっかく会えたのに。

平和で、楽しくて。

このままずっと、続いて欲しかった

1番の宝物を。


どうしてあたしから、奪うのですか?

どうしてあたしを突き放すのですか?


神様がいるなら

あたしはあなたなんか嫌いだ。

どうしてあたしばかり、こんな目にあわないといけないのですか・・・?

あたしは、

幸せには、なれないのですか・・・?



「あたしのっ・・・ばかっ・・・。」

結局劉を傷つけてばっかりで

やっと素直になれて

お互いの気持ちわかってきて。

大好きで、大好きで。

なのに。

大好きな人を、傷つけられるわけないでしょう?

あなたを犠牲にすることなんて

あたしには出来ない。


・・・あたし、死んじゃうのかな・・・

あたしはもう

平和を

幸せを

望んではいけないのかもしれない・・・。


気づいたら、持っていたタオルは

涙でびしょびしょになっていた。


・・・こんなに泣いたの

何年ぶりだろう。