夢の中で見た君。

「このチョコ、手作り?」

「う、うん・・。あ、美味しいかどうかは、わかんないから。」

「優奈の作るものなら、なんでも美味いし。」

「そ、そんなわけないでしょっ///」

ちょっとだけ怒ったような素振りを見せると

悪い悪い、と劉はあたしの頭を撫でてきた。

・・・ホントは嬉しいけどさ。

す、素直に“ありがとう”って言うのって

難しいのよ・・。

わかんないかなぁ・・?



「おっ美味いっ。」

「って、もう開けてんの!?」

「おう。だって味気になるし。丁度腹減ってたし。」

「ふ、ふーん・・。」

やっぱり嬉しい。

・・・胸がきゅんって締まるっていうか・・

ちょっと息苦しいのに、幸せ。

「ふわぁ・・。眠くなったきた・・。」

「りゅ、劉?」

「このまま寝るか。・・・おやすみー・・。」

「お、おや・・すみ?」

すーすーと寝息を立てて

あたしを抱きしめて眠ってしまう劉。


・・・気持ちいい・・なぁ。

あたしもこのまま眠っちゃえ。


あたしは、温かい劉の体温と

少しだけ日が当たってポカポカしているこの場所で。

深い眠りの闇に、落ちていった。