「わーっ♪出来てる出来てる♪」

「急いでラッピングしましょう♪」

「うんっ!」

お互い買ってきておいた袋に

チョコをつめる。

・・・と、そのとき。

「鏡ーっ。また、お客様よーっ。」

「「えっ?」」

「知らない男の子なんだけど・・・。」

「ちょっと待ってくださいっ。今行きますっ。」

あたしは、チョコを鞄にしまってから

鏡ちゃんの後についていった。



「りゅ、劉っ!?なんでここに!?」

「あら、優奈ちゃんの彼氏?」

「は、はぁ・・・。」

なんで、劉がここにいるの!?

家、知らないはずなのに・・・。

「祥から教えてもらった。あまりに帰りが遅いから。」

「ご、ごめんっ・・。今から帰るところだったの。」

・・・本当は、もうちょっとゆっくりして行きたかったけど・・・

迎えきちゃったし、しょうがない。