そして・・約1時間半の買い物を終え

鏡ちゃんの家にて。

「ただいまですー。」

「お、お邪魔います。」

思ったより、おっきい家。

お金持ちなのかなぁ・・・?

「あら、鏡。お客さま?」

「はい、友達です。」

「そうなの。あがってもらうんでしょう?」

「一緒にチョコ作るんです。」

「それはよかったわね。ゆっくりしていってくださいね。」

鏡ちゃんのお母さんは

あたしにニコリと微笑んだ。

「あ、ありがとうございますっ。」

「お名前、教えてくれないかしら?」

「く、黒希優奈って言います。」

「優奈ちゃん。鏡をこれからもよろしくね。」

「はいっ!」

後は2人でごゆっくり♪

そう言って、鏡ちゃんのお母さんは

去っていった。

なんか、親しみやすいなぁ・・・。

「お母さん、いい人だね。」

「そうですか?」

「うん。」

あたしはコクンと頷いた。

「それにしても・・・。広い家だねぇ。」

「そんなことないですよ。さ、行きましょ。」

鏡ちゃんは、あたしの手を引いて

廊下を歩き出す。

ま、マジで広いぃー・・・

やっぱ金持ちじゃん!?