「ふぃーきっもちいー。」

どんなときでも、シャワーは気持ちいいみたいだ。

すっきりするし。

「よしっ。これでok。」

身体を手短に拭いて

持ってきておいた下着をつける。

そんでもって、バスローブ?

ってやつも身に着ける。

「りゅーうーっ!」

とびっきりの大声で

あたしは劉を呼んだ。

しょうがないじゃん

歩けないし、立てないんだから。



「お、終わったか?」

「うんっ。ゴメンね、重いのに。」

「お前が重いわけねーだろ。こんなちっちぇーんだから。」

「ふんっ。どーせちっちゃいもんっ。」

ハルちゃんよりも、鏡ちゃんよりも

ずっとちっちゃいもんね。

「ほーら、掴まっとけよ?」

「はーい。」

あたしは、劉の首に

ぎゅうっとしがみついた。

だって、落ちたら怖いし?


「そんだけ素直なんて、めずらしーな。」

「ん?なんか言った?」

「いーや。今日も可愛いなって。」

「うっさいっ///」

あたしは、ぷいっと視線を逸らした。