「優奈?シャワー浴びて来いって。」

「う、うん。」

それから、劉が出てきたのはいいんだけど・・・

あたし、立てないのね。

もちろん、歩くなんて論外なわけよ。

・・・どーしよ。

「どーかしたか?」

「あ、あのねっ・・・。・・立てない。」

「はぁ?」

劉は、一瞬だけ

『何言ってんだコイツ。』

って顔になった後

ニヤーっと笑った。

「昨夜の激しいプレイで、立てなくなったのか?」

「う、うっさい///」

「ったく・・。手ぇかかんなぁ・・。可愛いけど。」

劉は、あたしの身体をひょいっと持ち上げて

風呂場のイスに座らせた。

「終わったら呼べよ?」

「うん・・。ゴメン・・。」

「別に。俺のせいなら、俺が責任とるし。」

気にすんな、とあたしの頭を撫でてから

劉は風呂場から出て行った。


やっぱ、変なトコは

・・・優しい・・なぁ・・・。

意地悪なくせに

優しくて。

ずるい・・・

あたしばっかり

アンタに惹かれてるじゃん・・・///