がちゃ、と音がして

安心したように、あたしは布団から顔を出す。

「ふぅ・・・。あたしも何か着ないと。」

ベッドの横に畳んであった

昨夜着てたものを、軽く羽織る。

「ホント眠いぃ・・・。」

寝たのなんか、ほんのついさっきだよ

・・・多分。

途中から記憶ないから、わかんないけどさぁ・・・。

劉のばか。

ぜんっぜん優しくなんか、なかったし!

腰とか、足とか

めっちゃ痛いっ・・・〔泣〕

コレで立てるのかなぁ・・・?




「いでっ!」

ちょっと心配になったあたしは

そーっと床に足をついて、たってみた・・・ところ

・・・ダメでした。

足に全然力入んなくて

こけちゃった・・・。

「うー・・。痛いー・・。」

何とかベッドをよじ登って

さっきの位置に到着!


・・・ベッド上がるのに

こんなに苦労したことないよー・・・〔笑〕

そんなことを

1人で思うのでした。