「劉ー。でたよー。ってあら?寝ちゃってる?」

服、もう1回着るのがめんどくさくて

備え付けてあった、寝巻きみたいなのに着替えたあたし。

せっかくお風呂代わってあげようと思ったのに・・・

劉はベッドですやすや寝ていた。



「寝顔・・。やっぱりきれいだなぁ・・・。」

劉の顔が、整ってたのは

知ってるけど・・・。

目ぇ瞑ってても、かっこいい。

寝てるなら、ばれないかな?

なんて思ったあたしは、ちょんちょんっと

劉の頬を軽く突付いた。

「ん・・・?」

「りゅーう。お風呂空いたよー?」

「んん・・・。」

寝ぼけてるのかなぁ・・・

もう1回だけ!

そう思って、劉の頬に手を伸ばすと・・・


パシっ

劉に、手首をつかまれてしまった。