【劉said.】

「はぁ・・・。」

俺は、優奈が風呂場に行くのを見送りながら

ため息をついた。

俺だってな、悪魔だけど

健全男子なわけよ。

好きな女と、ヤりてぇって思うのって

当たり前じゃね?

今回だってさぁ

風呂、一緒に入ってやろーかと思ってたのに

あんな顔で

『アンタのこと、信じてるから。』

とか、言うんだぜ?

卑怯にもほどがあんだろ。

ガードきつすぎだぜ、俺の彼女。

「あんな顔されたら、誰だって手ぇだせねーよなぁ・・・。」

俺、いじめてるわけじゃねーのに

強がってるように見えて

すっげぇ不安そうな顔してた。

ってか、こわばってた〔笑〕

そんなおびえた顔されたら

流石の俺だって・・・

手ぇ出すの、躊躇うだろ。

俺は、無駄にでっけーベッドに

寝転がりながら

はぁ、ともう1度ため息をついた。


【劉said.end】