それから、結構時間が経って。

あたし達はお互い別れて帰ることに。

「じゃーねぇ!」

「また明日!」

「うん、バイバイ♪」

1人で、いつもの帰り道を歩く。

夕日がきれーだなぁ・・・。

空がオレンジっぽい赤に染まって

すっごく綺麗。

「きゃっ!!」

せっかく平和に1日が終わると思ったのに

変な奴に、また足を掴まれてしまった。

「ちょっ・・・何コイツっ・・・!」

霊力が強すぎて

あたしの力じゃどうにも出来ない。

そんなことを考えてるうちに

どんどんあたしの身体は引き込まれていく。

「だ、誰かっ!助けてぇっ・・・!」

誰も助けてくれないのは

わかってるけど。

それでも必死に声を出した。