「はいっ、ここまででーす!」

「「ギリギリっ〔笑〕」」

そんな会話をしているうちに

自分達の番がきていた。

しかも、10番目って言うのは

あたし。

あたしと劉の後ろまでだったわけ。

「最後は少し怖いかもしれませんよ?」

「だいじょーぶです♪」

気遣ってくれたのか

それともカップルだから、ちょっとだけビビらせにきたのか・・・

さっきまで前で大声上げていた女の人

〔ここで、働いてる人だろう〕

が、あたしに話しかけてきた。

「ふふ、仲がよくて羨ましいです。」

あたし達が手を繋いでいたのを見て

少しだけ微笑して・・・

そして、前に戻っていた。

・・・なんだったんだろう?