それを運悪く聞いてしまっていた

ハルちゃん。

嘘!?

とか、言いながら

鏡ちゃんに駆け寄っていく。

「鏡もなの!?」

「は、はい・・。まぁ、そうゆうことですね。」

「もしかして処女なのってあたしだけ!?」

そうかもねぇ

って思いながらも、怖くてそんなことは言えない。

そして

あたし達女子高校生は、

教室でなんて話をしてるんだろう?

次の授業の、数学のセンセーが

赤くなったり青くなったりしてることは

ここにいる誰も知らない。