「ど、ドコにキスしてっ・・・!?」

「首。弱いの?」

「ちょっ・・・。変な感じするしっ・・。」

首に劉の吐息があたって

ゾクゾクする。

「・・・襲っちまうかも。」

「へ?」

「・・今夜は、もう抑えらんないかもしんねー。」

あたしの肩に顎をのせたまま

耳に囁く。

甘い熱が、身体にまで伝わってきそうだ。

「・・・いぃ・・けど。」

「ん・・?」

「あ、あたしは・・。別にいいって言ってんのっ///」

劉が好きなんだもん。

もう、自分の気持ちに嘘はつかないし

触れたいって気持ち

今ならわかる気がする。

鏡ちゃんが言ってたのも

今ならきっとわかる。

愛しくて、愛しくて

触れずにはいられない、この気持ちが。



「もうそろそろ上がるか。」

「うん、そろそろ疲れてきたもんね。」

こうして

あたし達は、不思議な空気と

気持ちを胸に

更衣室へと向かった。