明「こうやって人は、変わっていくんですね」




悠「そうとは限らないよ。こんなふうに変わっていける機会は少ない。人は大抵、変わらなきゃいけない時しかかわらないもの・・・そう思うけどね」




明「そう、ですね」




夕「んもぉー!難しいこと言って!霜沢悠!!!」




明「あーらら、もう酔っ払ってますね」




悠「暖簾片付けとくか」




悠と明は顔を合わせて笑う




明「私達、一ヶ月前はこんなこと想像もしなかったんですよね」




悠「そうだよね。こんなことが起こっていようとは、到底思わなかったよね」




明「明日から頑張ってくださいね」




悠は黙って頷く




きっと彼女はこの時覚悟を決めていたことだろう