「今この場で美咲さんに連絡して」

「……え?」


突然のあたしの言葉に、目を丸くする。


「復縁しろとは言わないよ。

そこまでは要求しないから。

だけど、美咲さんは今妊娠してるんだ。

誰の子かわかるよね?」

「……え…マジで?」


「その子が、この子なの」


「…………は?」


いきなりあたしがそんなことを言ったから、彼の目が点になった。


「よく顔を見て。

美咲さんにすごぉく似てるでしょ。

あんたにも似てる」

「……何言ってんだ、あんた。んなわけ……」

「ほら、目元が美咲さんと一緒でしょ。

この子見て、何か感じない?」