「斎藤 章。 あなたは前もそうやって、花を死なせたのね。」 その言葉はうちの胸に深く突き刺さって。 「・・・・・・・っ!!」 うちは何も言い返すことができなかった。 羽橋 京華は、キリッと制服のネクタイを結ぶと、言った。 「・・・でも、私は死んだりしない。 絶対に」 そう言い放つと、羽橋 京華は教室への道を歩き始めた。 ***********************************