「ねー、みんな・・・ 羽橋さんに教えてあげよ!! このクラスで邪魔なのは誰か!」 さあやが教卓でそう叫ぶ。 「ぎゃはは! 最高だな、おい!」 夏樹はそう言ってアクセを揺らす。 「な?お前ら?」 さあやが最後の確認をする。 クラスの奴らは声を上げた。 「おうッ」 「うんうん」 「おっけぇー」 あぁ うらぎり。 裏切り。 羽橋 京華はこの時、何をおもったのだろうか。 夏樹は手をたたきだした。 「じゃーま!じゃーま!」