甘恋-secret love-



なぜなら、今の依流の姿は愛犬の緊張している状態と殆ど似ていたからである。
(可愛いな、このワンちゃん。)と、内心は依流の事を犬呼ばわりしていたが・・

何だか放っておけなくなっちゃったので、依流の手をギュっと握ると駅まで歩き出した。

「あ・・っ!渉くん!えと、どうして・・!!」

急に歩き出したせいか、ビックリして戸惑っている依流に向かって振り向くと、渉自身でも想像できない位の笑顔を向けて言った。