そのままで

放課後、制服のまま愛実とショッピングへ出かけた。



「春っぽくてかわいいワンピがいいな~」

「ピンクとか愛実似合いそうだしピンクにしようよ」

「ピンク!?キャラじゃなくない!?」

「え~そうかなぁ。愛実って名前もピンクっぽいけど。」

「意味わかんないし。」


ケラケラと笑う愛実はいつもとまた違う感じだ。やっぱ彼氏ができたから?








「彼氏」

その存在は私にとって恐ろしいもの。

私の心をズタズタに傷つけるに決まってる生き物だ。彼氏にさえならなければいいんだけどね。彼氏となってしまえば話は違ってくる。

一度だけ彼氏が居たこともあったけど、やっぱりひとつの理由で別れてしまった。だから私はたとえ、いい感じになる人が現れたとしても、絶対に作らない。




私の素顔は、

見せれないから。