「なに・・・してくれんだ、このハゲェ~・・・」



「禿げてねーし。つか、早く俺の荷物運べよ、下僕。相変わらず、使えねぇー。」




クマの威力で普段の十倍強いはずの目つきで睨む私に、嘲笑と共に鞄を突き出す男。




速水零司






薄茶色のちょっとクセのある髪。


やんちゃっぽく少し釣り上がり気味の猫目。




長身、ちなみに足の占める割合は大きく頭の占める割合は小さい。




モデル並み・・・つか、コイツモデルだっけ。








周囲のオンナの黄色い声が、寝不足気味のわたしの脳に刺さる。
イタイウルサイ。





ついでに隣の家でわたしの幼馴染と言うヤツ。