「んぁ・・・でもいつもオマエだけ分かんじゃん・・・」 「不本意ながら幼馴染歴長いので。」 てか、どこの誰が分からずとも本人くらいは気付こーや! のそのそとベッドに潜り込んだレージはけだるげな吐息を天井に放ちながら言った。 「いつもオマエだけ気付いてくれンだよな・・・あん時も・・・」 『あん時』の心当たりが多過ぎてどの『あの時』か断定しかねるケド、 多分レージの言うのは『あん時』