やかましいさえずりの中、ふとある声が耳に聞こえてきた。







「ちょっとー!!どこ行ってたのよ、真昼っ!もう試合終わっちゃったんですけど!?しかも負けたし!」





「え?マジか。ゴメン。」








真昼。







怒る親友石黒リサに本気で謝っているようには見えない様子でぺこっと頭を下げる真昼の姿。






ホントアイツどこ行ってたんだ。



来んのおっせーよっ!





ともかく来たからには捕獲してこんとな・・・






そんなコトを思って立ち上がろうとする前に




バチッ






人垣通り越して、真昼と目があった。