次の試合を待つ間、コートの隅で壁に凭れて座っているところに、また女の集団がぞろぞろやってきた。
「レージク―ン♪お疲れ様~。すっごい格好良かったよぉ~」
「あぁ。どーも。」
少し笑顔で返してやれば、それだけで女達はテンションあげる。
ぅは~・・・
今日はいつも以上にその音波、耳に刺さる。
混じった香水の香りも気持ち悪ぃ。
囲まれてる所為か、熱気がもんもんアチィし。
オトモダチとまったりしてるところなので御遠慮する気遣いプリーズ。
てか、広夢どこ行った?
・・・あ、女共に埋もれてるし。
引き摺りだしてやった方がイイか?
・・・でもまぁ、広夢だし(←おい)


