エイプリルフールから始まった恋

道に迷った


ここはどこだ…?


途方にくれていた時だった


……あ…この香り…


夢に出てきた香りだ…


俺は香りの方へ顔を向けた


そこには……


大きな桜の木があった


桜があり得ないくらい付いていた


一定の速さで舞い散る花びらは美しかった


しかし、そんなに美しい桜より俺の目を引いたのはその下にいたあの先輩だった