「まって……!」


息をきらしながら私は彼を追いかける


「好きなの…ずっと…」


後ろから抱きついて想いを伝える


「……遅い」


「へ?」


あまりにも予想とは違いまぬけな声を出す私


「俺だって…お前のこと好きだった…」


「うそ…」


顔をあげると真っ赤な顔をしたれんがいた


「お前をずっと見てた」