「小田原さぁ、くじでいい?」


「あぁ、あれ?」


手は繋がっているのに、同級生と俺の知らない話をするまみ


痛いくらい遠く感じる


嬉しそうに笑うまみを見て泣きたくなる


「お前…」


れん先輩はまみの耳に顔を近づけ耳打ちをする


それに顔を赤らめるまみ


そのまま俺を見つめた