ぎゅっ


さっきよりも抱きしめる力が強くなった。


正直いって…く゛る゛し゛い゛…




「照もっお父さんもっ!!どっちも…つらいんだよっ?でも、前を向いて生きなくちゃ!春もお母さんも、きっと2人の幸せを願ってるよ!!」



「うん…あたしはもう大丈夫…絶対、死んだりしない…少なくとも…



“春にぃの夢をかなえられるまで”は、ね…絶対死ねない。」



「もし春の夢がかなえられても、死んだら…嫌…うちの親友が死ぬなんて…嫌だから…」



「紡技…あたし…ダメだね!あたしのことを、“親友”だって言ってくれる人を…泣かせた。ごめんね…もう、死ぬなんて言わない!紡技と一緒に…生きたい!!」



「その言葉っ忘れないから!!今さら撤回とかなしだからね!?」



「分かってるって!」




あたしたちはこうして


“親友”になった。


出会って、1日…もたってないけど


時間なんて関係ない。


紡技は、あたしの大切な親友。