そして、あたしと紡技は、


『留川』という表札がある


古い家の前にきていた。




「ここが、照の実家?」



「うん…そうだよ。」




そう、ここは…


あたしが二度と帰りたくない場所。


今なら、お父さんは寝てる筈…だよね?




「紡技…一緒に…来てくれる?」



「そんなの…当たり前!」




こうしてあたしと紡技は、


家の中に入った。