「今回は恋の歌なんだね?いいと思うよ!今日から練習しよっか♪」



「よかった~俺あんま自信なかったんだよなー」



「そうなんだ?クスッ…あっこれからはどんな歌詞が書きたいか言っといてね?曲もそれに合わせるし!」



「でもそれって難しくねぇか?曲ってひらめくもんだろ?」



「なんかどんどん浮かんでくるんだよね。だからある程度は大丈夫だよ♪遺伝かな?」



「はっ?誰か作曲してたのか?」



「あたしのお母さんだよ♪Rin(リン)っていう作曲家知らない?」



「マジかよ!?あのRinの娘!?」



「うん♪高校の時はお母さんもお父さんたちとバンド組んでたんだって!結局解散しちゃったみたいだけどね?」



「あっそれ知ってるぜ!じゃあもしかして照の父親って…Ei(エイ)!?」



「えっ分かんない…けど、お父さん英(ハナブサ)っていうんだけど“えい”って読めるからそうかも!」



「照の家族って…音楽一家なんだな。しかも天才揃いの…!」





そうかな?


少なくともあたしはまだまだでしょ?