「そうそう! 生徒会は正義の味方なんだよ!」


 まりちゃんが激しく同意した。

 何だか物凄く話がずれている。

 絶対、ずれている。


「そういうことだ。頑張ってくれたまえ、正義の味方諸君?」


 だったら、その正義の味方のボスは何をするんだ。


「んじゃ、犯人捕まったら持って来いよ。きっちり、締めてやらなきゃなんねぇからな」


 結局、時永はいいとこ取り宣言をして飄々と去っていった。

 残されたのはむかつく要望書だけ。

 まったく、誰がこんなことを。